COW 牛の飼育・管理
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中谷牧場では350ヘクタールの広大な大地に全体で900頭の牛たちと暮らしています。
湧別町の冷涼な気候は、暑さに弱い牛にとって最適な環境です。牛たちは人間が思っている以上に繊細な生き物なので、できる限りストレス要素を減らすための環境づくりに努めています。毎日の清掃はもちろんのこと、牛舎内の温度・湿度を適切に保つための設備投資にも力を入れ、
良い土・良い草・健康な牛づくりを心掛けております。
失病にかかりやすいこともがあるので、定期的な健康チェックや予防接種、適切な駆虫などの管理を行い、疾病の予防と早期発見ができるよう常に注意をして飼育しています。
ホルスタイン、ジャージー牛ともに飼育は一頭ずつ、個性があり好き嫌いも異なるので最適な飼育方法を見つけられるよう日々お世話しています。
牛の健康を考えた環境づくりや効率的な作業管理を担い、おいしい生乳生産を日々模索を続けています。
ジャージー飼育管理について
ジャージー牛は、ホルスタインと共同生活をしています。牛舎の大きさはより体格の大きいホルスタインに合わせてあるため、ジャージーは牛舎内で自由に動き回り、ホルスタインよりもお部屋を散らかしてしまいます。フンも同じ場所でなくお部屋のあちこちでしてしまいます。そのためこまめで丁寧なお掃除が必要です。
またジャージーは体の模様がみんなほぼ同じなため、見分けるのがとても難しいです。現在、国内でも稀な100頭のジャージーの繁殖・飼育管理を実現している当牧場。お目当てのジャージーを探せるのも、経験豊かなスタッフならではです。
さらに低カル(低カルシウム症)になりやすいという一面も。低カルシウム症自体は周産期疾病のため、ホルスタインもかかる症状なのですが、ジャージーは分娩後等に関係なくいつでも低カルになりやすいです。そのため下痢をしていないか、乳量は下がっていないか、普段から注意して体調の変化をチェックしてあげます。
こうした、牧場スタッフの地道で丁寧な仕事に支えられて、安全で美味しいジャージー牛の乳製品が生まれています。